こんにちは、カエルです🐸
突然ですが皆さんは2017年公開した『君の名前で僕を呼んで』という映画をご存じですか?
なんとこの『君の名前で僕を読んで』の続編の映像化が進行しているそうです!!しかも主演のティモシー・シャラメやアーミー・ハマーらキャストは変更なしだそう!!
またお二方をスクリーンで拝める日がくるとは……絶対観たい!!(>_<)
そこで今回はこの2017年に公開した『君の名前で僕を呼んで』の原作をご紹介します!!
17歳のエリオが夢中になったのは24歳の若い研究者、オリヴァーという男性でした。
些細なことでも嬉しくなり、傷ついてしまう。
最初は絶対恋をするなんて思ってもいなかった―。
美しくも切ない。彼らのイタリアでのひと夏の恋のお話です。
André Aciman 『君の名前で僕を呼んで』マグノリアブックス
訳:高岡香 原題:Call Me by Your Name
☟ちなみに映画版の予告編です。字幕バージョン。こんな雰囲気のお話です!
エリオ(ティモシー)のオリヴァー(アーミー)を求めている感がヤヴァイ(;^_^A
そしてオリヴァーがそれをなだめている感もヤヴァイ(>_<)
youtu.be
あらすじ
「あとで!」
乱暴で無愛想でそっけなくて冷淡なその響きは、オリヴァーについて真っ先に思い出す言葉だ。十七歳のあの夏、エリオがオリヴァーと過ごした日々は、鮮やかな記憶として今も消えずに残っている。毎年、夏休みになるとエリオの家に滞在する若い研究者のひとりでしかなかった彼の最初の印象は、好きになれるかもしれないし、大嫌いになるかもしれない男だった。しかし、すぐにエリオは彼から目が離せなくなり、話ができれば幸せに、よそよそしい態度をとられれば傷つくようになって──。
切なくも甘いひと夏の恋を描いた青春小説。 (本の背表紙より)
主な登場人物
エリオ・・・17歳の少年 (表紙赤い服)
オリヴァー・・24歳の若い研究者 (表紙水色服)
エリオの両親・・毎年夏休みに若い研究者を家に泊め、原稿の見直し等協力している
マルツィア・・・エリオの近所に住む少女
さらに詳しいあらすじ&🌟おススメPoint!
「Later!」はそっけない
夏休み、主人公エリオの家には毎年若い研究者が泊まりに来ます。エリオの父は芸術の研究をしていて、毎年若手の研究者の書いた原稿のチェックなどをするためでした。
エリオが17歳の夏にやってきた研究者はオリヴァーという男性でした。
まるで映画俳優のような端正な顔立ちに明るい人柄。
オリヴァーはすぐにエリオの家族や街の人々の人気者になりました。
エリオはせっかくひと夏を共に過ごすのだから、と家の近くの名所を教えたり、彼についてもっと知ろうと思い色々質問しようとしますが……
オリヴァーは決まって「あとで!」 (英語だとLater!) と言い放つのです……。
🌟
おススメPoint!
それまで楽しく会話をしていたのに、オリヴァーの不愛想な「あとで!」という言葉は何の前触れもなく降ってきます。それは乱暴でそっけない。
エリオは人気者のオリヴァーに興味は抱いていました。でも彼の「あとで!」はどうしても好きにはなれません。エリオはそんなオリヴァーの「あとで!」が気になって仕方がない!!エリオの心は振り回されっぱなしです!!
はじめ、エリオにとってオリヴァーは大好きにもなれるし大嫌いにもなれる。そんな人でした。
ところでですが英語で「Later!」ってなんかカッコ良いなぁ~って思います(笑)
でもそっけない印象になるのですね(・_・D フムフム
17歳の繊細な心
大好きにもなれるし大嫌いにもなれる。オリヴァーは単に毎年くる研究者の一人のはずでしたが…
エリオはオリヴァーの言動に一喜一憂してしまいます。
少しでも話が出来れば喜び、そっけない態度をとられると落ち込む。
そして地面にのこったオリヴァーの足跡にそっと自分の足を重ねた見たり……
そう。気づけば彼はいつもオリヴァーのことを考えていて、目で追ってしまっていたのでした。
エリオは自分が彼に夢中になっていることに気が付いていました。毎日彼のものになりたいと願っています。
ただ中々素直になることが出来ません。
オリヴァーと距離を置こうと思ったり、女の子と付き合ってみたり‥‥
でもやっぱりオリヴァーの面影はエリオをつかんで離そうとはしないのでした…。
🌟
おススメPoint!
本作ではオリヴァーに恋をするエリオの心情が事細かに書かれています。
オリヴァーの言動に一喜一憂しちゃうとことか、多感な時期の17歳男子のココロはいつも忙しいです (笑)
そしてオリヴァーに会いたいっと思い策を練るエリオ、すごく恋する乙女です!(*´ω`)
オリヴァーを求めすぎて愛が爆発しちゃってる場面も…(*^。^*)
恋をしたことのある人なら思わず共感してしまう!そんな心情がたくさん出てくると思います!
(ネタバレあり☟)
エリオの熱い想いはオリヴァーに届いていました。
エリオはずっと十代の哀れな片思いだと思っていましたが違いました。
紆余曲折あったものの、二人は愛し合うようになったのです。
そしてある夜、オリヴァーは愛を確かめ合うように言うのですーー。
でもオリヴァーと共に過ごせる時間は終わりが近づいてきて……
淡く切ない、短くも濃厚だったエリオの夏は終わるのでした…。
二人を見守るエリオの両親(特に父親)の言葉が胸に響きます。(´;ω;`)ウゥゥ
🌟
おススメPoint!
(ややネタバレ☟)
二人が愛し合う場面。題名にもなっている「君の名前で僕を呼んで」というセリフが出てきます。 ここでこのセリフを投入ですか……参りました…。
もう興奮して鼻血でます。
同性同士だからこそこのセリフが美しい雰囲気を作り出すいいスパイスになることが出来たんだと思いました。 だって私仮に「太郎さん」って呼ばれても実名とかけ離れすぎていてピンときませんもの(笑)
同性間の愛だからこそこのセリフは特別な役割をするのだと思います(←大事なので2回いいました(笑))
そして実は夏が終わり二人が離れ離れになり、その後再会する場面も描かれています!!そこでももう一度「君の名前で僕を呼んで」というセリフが登場しますが……
それはどういった意味を持つのか…。
ちなみに私はここで涙腺崩壊しました(´;ω;`)ウゥゥ
美しきイタリアの夏
この物語の舞台は美しい夏のイタリアです。
オリーブの木々、ローマ行き特急、波打つシャツ、裏庭のプール、瑞々しい桃……。
作中には「イタリア」や「夏」を連想させる単語がたくさん出てきます。
美しいイタリアの夏をぜひ感じてください!!
ちなみに桃のエピソードは……Σ(゚∀゚ノ)ノキャー! こんな感じです♡♡
エリオのオリヴァー愛が収まらなかったのです♡
吾輩の腐の血が大騒ぎしました。
🌟
おススメPoint!
映画をご覧になった方はご存じだと思いますが、本当に夏のイタリアの景色が美しい作品らしいです。(私は映画は観ていないのです…)
なので映画をご覧になってない方で、小説から読んでみたい!!
と思った方がいらっしゃいましたら、私的にぜひ読む前にやっていただきたいことがあります!!
小説に入る前に予告編だけ先にみてエリオとオリヴァーが暮らす美しきイタリアのイメージをぜひ脳裏に焼き付けていただきたいのです!(>_<)
ちなみに私は小説を読み始める前に予告編を台詞暗記するくらいヘビロテしてました(笑) そのおかげか、小説を読んでいる最中私の脳内では美しいイタリアでエリオとオリヴァーが濃密な時を過ごしていました。(←???)
最後に
・「あとで!」に振り回されるエリオ♡
・恋する少年の心情が丁寧!
・タイトル回収で涙(T_T)
・美しいイタリアの情景が目に浮かぶ☆
二度目になりますが実は私、「君の名前で僕を呼んで」の映画は観たことがないのです(涙) なので調べたのですが、小説版と映画版では印象的なシーンやセリフはほとんど同じらしいです。ただラストだけは違うそうです。
ジェームズ・アイボリーという方はこの作品についてこう語っています。
映画を見る前に読むべきか、映画を見てから原作を読むのか、
どちらがいいのか誰にもわからない。
それくらい原作も映画も素晴らしいのだと思います。
でもせっかくなら両方楽しみたいです♪
最後に管理人の与太話です…
私は基本レンタルビデオショップで借りて映画を観ています。
「君の名前で僕を呼んで」、「モーリス」、「プライベートアイダホ」、「ブエノスアイレス」などなど…。
このような雰囲気の映画がどうしても観たい。でも!!なぜか一人暮らしの家の近くのレンタルビデオショップには一切ない!!きれいさっぱり排除されている!!
これらはR指定とかPG指定がついていたりして親の前ではなかなか観にくいですよね。だから一人暮らし且つ18歳を超えて得た権利というものを行使しようと思ったのですがね……無念。( ノД`)シクシク…
最後まで読んでいただきありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ
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